2008年7月27日(日)~8月2日 衆議院沖縄及び北方領土問題調査議員団


7月27日から8月2日にかけて衆議院沖縄北方特別委員会の調査議員団の一員として、3カ国3都市に参りました。ドイツのベルリン、ラトビアのリザ、ロシアのモスクワにかけてです。
ベルリンでは、エアラー外務国務大臣(外務大臣ではありません)とアフガニスタン情勢などについて論議し、また、フンボルト大学のバティス教授とは憲法問題や被疑者の取扱いについて意見を交わしました。
次に、リガでは、クートリス憲法裁判所長官に、ラトビアとロシア間の国境問題についてお尋ねし、領土の帰属について議論をしました。また、カルビーティス前首相からは、ロシアとの国境条約に署名された当事者であり、その観点からのご見解も伺っています。さらに、国境条約交渉の事務方の担当者であったヴォヴェルス特命大使とは、当時の交渉現場のお話を伺いました。
最後に、一日足らずと短い滞在となったモスクワではまず、トランステレコムのリバトフ社長と面会。ロシアの政治情勢に対しても忌憚のない意見交換をさせていただきました。また、ロシア開発銀行フラトコフ副総裁(31歳とお若い方でした)には、貯蓄率の現状など質問し、ロシア金融に果たす開発銀行の役割について議論をさせていただきました。さらに、いわゆる6者協議におけるロシアの団長でもあるボロダフキン外務次官には、拉致問題におけるロシア政府の協力を要請、そして、ロシア政府が実行しようとしている日本の北方領土に対する900億円を上回る資金投入について、その目的などを質し、北方領土における両国の経済協力の可能性についても議論をしました。


バティス教授と

カルビーティス前首相と
ボロダフキン外務次官と