2008年4月10日(木) 政治は現場主義であるべき~沖北特別委員会


私は昨年北方領土を訪問し、ロシア化が進んでいることに愕然とし、そのことを昨年の委員会(11月15日同委員会)で外務大臣にぶつけました。その時は日露行動計画を交渉中であり、これを進めることが肝要とのこと。しかし、私には建前論にしか聞こえませんでした。
そこであらためて2015年までにロシアは1000億円もの投資を北方領土にしようとしている点、島民は日本に現在のところ親近感を持っていること、日本人はゼロであり、交流を深める必要があること。そのためにも一人でも多くの国会議員が短期間で行くことができるようにすべきことなどをお伝えしました。しかし高村外務大臣はやはり「国際交渉は、相手にもメリットがないと乗ってこない。どうやってテーブルにのせるかを思案している」旨の発言をされました。
この発言はそれだけ見ればもっともなことです。しかしロシアが北方領土に対してインフラ整備が進められている中、抗議もせず(昨年の答弁)、相手のメリットは何かを考えているという政府の姿勢には納得がいくものではありません。
最近北方領土返還運動が盛り上がりに欠けるのはこうした政府の考えが反映しているのかもしれません。私は頑張ります。